羽田空港は多摩川の河口にあったのだ。

2006年2月11日(土) 自転車通勤−(通勤外◎) バレー− 筋トレ×
◆この週末は山口県で研究会があり、久しぶりの飛行機、羽田発10時05分である。そこで前夜、ネットの路線検索で何時に出ればよいか調べていたのだが、その時ふと、電車に乗るのは久しぶりだと思い、いつも自転車だからなぁと考えたところで、思いついてしまったのだ。羽田空港というのは多摩川の河口にあったのではなかったか──先日はじめて荒川を走った私にとって、多摩川という言葉は特別な意味をもっている。明日は羽田に行かなければならない。羽田は多摩川の先にある。ということは、目的地があって多摩川を走れるということだ。こんないい機会はなかなかないではないか。次の瞬間、私の思考は、ノートPCと資料一式、そして一泊するための荷物がリアバッグに入るかどうか、計算を始めていた。問題はかさばる上着だが、幸いRIXEN & KAUL META1にはバッグの外にヘルメットを固定するためのゴムバンドがついている。はみ出した荷物は、何か袋にでも入れてバッグの外側にくくりつけることができる。そういえば、伊藤礼氏は結局弁天橋を渡って、そのあとどうしたのか。羽田空港第2ビルに駐輪場はあるのだろうか。さっそく検索してみる。「羽田空港 駐輪場」というキーワードで、ビッグバード・オフィシャルサイトの駐車場案内のページがヒットする。するとなんと「空港内には自転車の駐輪場はございません。予めご了承ください。」と書いてあるではないか! やっぱり自転車で行ってしまう人がいるのだ。さて、どうするか。弁天橋を渡ったところには、京急とモノレールの天空橋駅がある。そこから一駅だけどちらかに乗るという手がありそうだ。すぐに「天空橋 駐輪場」で検索する。ある個人のページがヒットし、駅の写真が紹介されていて、そこにしっかりと駐輪場が写っている。決まりだ。次はルート。多摩川まで出るのに迷ったりするわけにはいかない。遅刻は厳禁だ。わかりやすさが第一ということなら、三鷹通りで中央線陸橋をくぐり、八幡前を直進、深大寺五差路、下布田と抜けて、ひたすらまっすぐ行けば染地二丁目で多摩川沿いに出る。これがいい。自宅から13kmあまり。河口からは25kmくらいの地点だ。羽田まで40km弱というわけか。ならば、2時間半みておけばよさそうだ。多摩川土手に入った後は? これは以前からチェックしていたサイトで、どう走ればいいか検討することになる。多摩川にも未舗装区間がある。トラブルはできるだけ回避したいから、舗装路優先の安全策をとろう。その場合、多摩水道橋で右岸(川崎側)に渡り、ガス橋で左岸(東京都側)に戻るというルートが推奨されている。よし、決定だ。すぐにカシミール3Dでウェイポイントを設定して、GPSにアップロードする──。一息ついたところで、かみさんが風呂からあがってきた。「オレ明日羽田まで自転車で行くことにしたから」。かみさんは口をあんぐりと開けたまま、哀れむような目でおいらを見つめた……。◆というわけで、7時出発のつもりだったのですが、なんだかいつもの調子で結局7時20分に出発。9時半に同僚とANAのカウンター前で待ち合わせなので、それほど余裕はありません。三鷹通りは車ではよく通りますが、自転車では初めて。右足はすっかり復調しましたが、左足のほうが回復せず、なかなか速度があがりません。それでもそれなりに快調に多摩川が近づいてきました。川沿いに入るとコンビニがないので、多摩川まで500mというところのコンビニで、荒川の時と同様、ゼリーとあんドーナツを購入。ま、川沿いに入る前の儀式みたいなもんですね。◆8時までに多摩川に出られれば安心と思っていましたが、コンビニを出たのは8時7分でした。いよいよ多摩川です。荒川と違って道が狭く、歩行者も多いので、それほど速度はあげられません。30km/h前後をキープし、歩行者を後ろから抜くたびに声をかけ、時には木製ベルで接近を知らせながら、坦々と進みます。あちこちで河川工事をやっていて走りにくいところがあったり、土手上か河川敷かの選択で迷うということもありましたが、とにかく川沿いにひたすら走ればいいし、信号待ちもないということで、都会の長距離移動における川沿いサイクリングロードの可能性の大きさを再認識しつつ走りました。多摩川沿いの歩行者自転車道の整備に関わる行政担当者も、まさかここを出張で飛行機に乗るために保谷くんだりから羽田空港に向かう人が走るとは想定していないかもしれませんね(笑)。でも、そういう可能性を秘めているということですよ。◆9時13分に天空橋駅に到着。一駅電車に乗ることを考えるとあまり時間はありません。駐輪場の当日利用のスペースの柵に鍵を二つかけて固定して、地下駅に降り、とりあえず時刻表で次の下りの時刻を確認すると9時23分発。あと5分しかないので、トイレで着替える時間はないと判断して、切符を購入後そのままホームへ。ウィンドブレーカーの下のTシャツにうっすら汗をかいていたので、冷えるのを嫌い、ホームのブラインドスペースで上だけ別のTシャツに着替えました。◆電車はけっこう混んでいました。土曜の朝の空港行きなんだから当たり前か。非日常から日常にいきなり連れ戻されたような感覚を味わいながら、Tシャツ1枚によれよれのチノパン、そしてヘルメットを抱えた怪しい姿で電車に乗り込みました。電車はほどなく終点羽田空港駅に到着。本当は着替えてから行こうと思っていたのですが、時間ギリギリなのでそのまま待ち合わせ場所のANAカウンターへ。そこでこんどは同僚に哀れむような目で見つめられることになったのでした。◆トイレで着替えた後、帰りのことを考えて到着ロビーのフロアに行き、ロッカーにヘルメットと自転車用ウェア一式を預けました。さて、明日は夜間走行になる復路。天空橋には環八も走っています。環八を走れば一気に四面道まで行けますが、さぁ、どうしましょうか。◆この記事の原稿は山口・湯田温泉のホテルで書いています。それにしてもいい湯でした。筋肉痛に効くらしいので、左足を中心にじっくりマッサージしながら入りました。また明朝6時に入る予定です。

■往路:38.76km 1:28:14(1:48:55) Av26.35km/h Mx37.0km/h(東伏見)
●体重・体脂肪率:出先のため計測なし
posted by やっとん at 06/02/12 | Comment(3) | 都心・羽田・大宮アクセス
この記事へのコメント
こんばんわ。kです。

羽田空港第2ターミナルまで何度か自転車で乗りつけたことがあります。天空橋駅からさらに環八沿いにいけばよいのですが、歩道がだんだん狭くなり、途中で階段(スロープはあるけど)になったり、けっこう大変でした。車道を走るのでしたらあまり問題ないかも知れませんが・・・。それでも、何組か自転車で来ている方々がいました。

時間の制約があるのでしたら、天空橋駅で乗り換えたのは正解だと思います。なお、途中で第2ターミナルへの近道(滑走路の下を横切っていく)があるのですが、自転車は通行禁止で歩道も途中でなくなります。

それから、ガス橋で川を渡られたのも土手の上がり下がりを考えると二子橋より下流では一番効率的だと思います。k 拝。
Posted by k at 2006年04月01日 23:13
kさん、どうもです。
これは失礼しました。多摩川はすでにだいぶ走られておられるのですね。
空港内には駐輪場はないというオフィシャルサイトの文言を信じていましたが、自転車を置くことはできるのでしょうか。数日にまたがっても大丈夫ですか?
Posted by やっとん(管理人) at 2006年04月02日 19:24
こんばんわ。

ご賢察のとおり、すでに多摩川は河口から二子玉川まで、何度か走ったことがあります。

空港内の駐輪については、正式な駐輪場にとめたわけではないので正確には不明です。しかし、通行の邪魔にならないところに駐輪して、ターミナルでお茶するくらいならお咎めはないようです。

今度いったときに駐輪場の有無に気をつけてみますね。 k 拝。

Posted by k at 2006年04月04日 00:01
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